リチウム生産会社

2017年03月24日

EVの普及に伴い重要性が増すと思われるリチウムを生産している会社についてのメモです。

現在ビッグ3とされているのは Albemarle、SQM、FMC で、これに中国の Tianqi や Gangfeng を加えたのが主要なリチウム生産会社ということになりそうです。
このほか新興企業では、Orocobre や Galaxy Resources がすでに生産を開始しています。

2015年9月の資料ですが、リチウムのマテリアルフローに主なリチウム供給地が掲載されていました。



Albemarle と SQM のアタカマ塩湖、FMC のオンブレ・ムエルト塩湖、Orocobre のオラロス塩湖、 Tianqi が買収したタリソンリチウムのグリーンブッシュ鉱山、Galaxy Resources のマウント・キャトリンが掲載されています。

なお、リチウムはかん水から生産する方法と鉱物として採掘する方法があり、かん水からの生産の方がコストが低いものの時間がかかる一方で、鉱物の採掘はコストが高いものの短期間で生産が可能とのことです。

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YY Inc

2017年03月17日

中国のライブストリーミング大手です。アメリカにADRとして上場しています。

業績はこんな感じで利益にやや凸凹があるものの好調です。2016年の売上高は前年比で+40%近く伸びています。



過去四半期のEPSは26.26人民元で、ドルに換算すると約3.8ドルとなります。このEPSを使った実績PERは12~13倍です。

下のサイトによると、中国のライブストリーミングは配信者にプレゼントを贈ることができるのが特徴で、中には何百万円も送る熱心なファンもいるそうです。配信サイトはその売上を配信者とシェアします。

稼ぐ女子は、ライブで動画配信する時代に!?中国で密かに盛り上がる"美女生放送"に迫る
1日1000万円が動く中国の動画配信と生配信アプリの実態に迫る!

YYの業界内のポジションですが、下のサイトによるとライブ動画配信専業アプリの1位となっています(2016年9月)。ただ、テンセント、アリババ、バイドゥといった大手オンライン企業も参入しているので、この位置をキープできるかはよくわかりません。

中国におけるライブ動画配信(生中継、直播)アプリについて

なお、YYは2015年に1株68.5ドルで非公開化を試み、2016年に計画を破棄した経緯があります。

感想ですが、バーチャルアイテムの売上シェアというのは社会問題化するのではという気がしました。ちょっと怖いです。また、業界内の競争も激しそうでこの会社にどんな優位があるのかもよくわかりませんでした。
ただ、業績の伸びからするとPERは相当安く感じます。

割安株のスクリーニング 3月14日

2017年03月15日

四季報CDで割安株をスクリーニングしました。今期予想PERが6倍以下の銘柄という条件で、PERの計算には週足時価総額/(今期予想の経常利益×0.7)を使っています。

抽出されたのは33銘柄と市場の値上がりを受けてかなり少なくなっています。
このうち訴訟リスクのある銘柄(タカタ、東電)、一時的な利益でかさ上げされている銘柄(ミサワホーム中国)、少数株主損益が大きく純益PERが6倍を超えてしまう銘柄(日鍛バルブ、八千代工業、やまや、エフテック、ユタカ技研、田中精密工業)を除いたのが下の24銘柄です。



※今期売上・経常は前年比の成長率。
※EV/EBITは、(時価総額+有利子負債-現金同等物)/今期経常利益で計算しています。
※RODは、(有利子負債-現金同等物)/(今期経常利益×0.7)。ネットの有利子負債が利益の何年分あるかという数字です。

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割高なシラーPERをどう考えるか

2017年03月10日

現在、シラーPERは歴史的に見ても割高な29.11倍にまで上がっており、このバリュエーションの高さに警告を鳴らす記事を見かけます。


Shiller PE Ratio

一方でこの指標は1990年代以降のほとんどの期間で平均以上の水準にあり、タイミング戦略がうまく機能していないという問題もあります。

シラーPERについては過去にいくつかの記事を書きました。
バリュエーションと投資タイミング
グローバル市場でのCAPEレシオの有効性
Global Value: How to Spot Bubbles, Avoid Market Crashes, and Earn Big Returns in the Stock Market
金利とインフレ率とPER

今回新たにいくつかの記事を読んだので、メモと感想を書いておきます。

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モメンタムを使ったファクターローテーション戦略

2017年03月07日

Factor Rotation: Possible, but Worth It?

ファクター投資のマーケットタイミングや切り替え戦略を検証しています。

・バリュー、サイズ、収益性(Operating Profitability)、投資、モメンタム、ベータの6ファクターが対象。

・データはケネスフレンチ教授のデータベース。トップ30%とボトム30%のバリューウェイト・ポートフォリオ。

・直近1カ月を除く12カ月モメンタムによるタイミング戦略。

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