気になった中国株 その2

2017年08月28日

〇 リチウムイオン電池関連

BYDやCATLといった大手のほかには天能動力や光宇国際といった銘柄が電池を作っているようです。資源系ではグレンコア、洛陽モリブデン、金川国際あたりが関連株かなと思います。


・0819 天能動力
予想PER6.4倍、配当5.6%と割安感があり、売上も+16%の成長予想です。
ただ、電池といっても鉛蓄電池の売り上げが9割近くを占めており、リチウムイオン製品は数パーセントしかありません。鉛蓄電池の用途は電気バイクやトライシクルとのことです。なお、この会社は過去に粉飾疑惑が報道されています。


・1043 光宇国際
実績PER8.9倍、配当なし。二期報には予想数字がありません。
こちらによるとスマホやパソコンなどの小型電池でシェアがあるみたいです。セグメントはリチウムイオン電池が7割ほどを占めますが、小型向けと車載向けの比率は書かれていませんでした。


・600884 寧波杉杉
上海A株ですが楽天証券で取り扱いがあります。
もともとは紳士服製造の会社でしたが、リチウムイオン電池材料へと注力しています。電池材料の売上は全体の75%を占めます。正極材では大手とのこと。負極材や電解液も手掛けています。
実績PERは50倍を超えていますが、中間決算は5割以上の増収増益でした。


・0805 グレンコア
予想PER14.6倍、配当利回り2.2%。
世界最大手の資源商社です。二期報によると売上構成比率は、エネルギーが50%、金属・鉱物が37%、農産物が12%、利益構成比は、エネルギーが23%、金属・鉱物が71%、農産物が5%となっています。主要な金属・鉱物は銅、ニッケル、亜鉛、コバルトで、銅は世界4位、亜鉛は3位、コバルトは世界最大手とのことです。


・2362 金川国際
銅とコバルトの採掘会社です。2016年の鉱物別の売上比率は銅84%、コバルト16%となっています。2017年1Qに新たな銅山の商業採掘がはじまることから銅の比率が高まりそうです。
資源価格が低迷していたことから業績は悪く、2016年ベースの実績PERは100倍を超えています。

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気になった中国株 その1

2017年08月19日

中国株二季報を読んだので全体の感想と気になった銘柄をメモします。


〇 全体的な感想

・指数の数字ほど割安な感じがしない

中国株のPERは低く、StarCapitalによると7.4倍、myINDEXによると12.8倍となっています。しかし、個別の株を見ていると指数の数字ほどの割安さを感じませんでした。

この理由は、株価指数の中で大きなウェイトを占める銀行株のPERが6倍台と低いためだと思います。金融セクターが68%を占めるMSCI中国H株の予想PERが8.5倍なのに対して、金融セクター24%のMSCI中国A株の予想PERは15倍です。


・小型の私営企業は怖い

不正会計で取引停止になったり、何らかのトラブルが起きたり、特別何もなくても突如おかしくなる会社が多い気がします。僕がパッと思いつくだけでも、超現代農業、中国緑色食品、博士蛙国際、中国金属再生、蒙牛乳業、亨泰、瑞年国際などがあります。
業績が良く割安な会社でも小型の私営企業には手を出しにくいなという感想です。

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03918(香港) NagaCorp

2017年06月15日

カンボジアの首都プノンペンで NagaWorld というカジノホテルを経営する会社です。

この会社についてはいくつか記事が見つかりました。
カンボジア:NagaCorp 拡張計画Naga2のうちNagaCity Walkがソフトオープン 観光競争力拡充
An Undiscovered Cambodian Gold Mine

・NagaWorldは、プノンペン唯一のカジノを含む統合型リゾート(IR)であり、70年(2065年まで)のカジノライセンス、41年間(2035年まで)のプノンペンから半径200Km圏内(ベトナム国境、シアヌークビルを除く)における独占権を有する。

・ホテル700室、ゲーミング施設はテーブル296台、EGM(電子ゲーミングマシン)1,662台。

・商業施設の NagaCity Walk とカジノホテルの TSCLK Complex (Naga2) という拡張計画。 NagaCity Walk は2016年8月にオープン。TSCLK Complex は2017年のオープンを予定。

・2019年に開業予定のウラジオストックのカジノプロジェクトあり。

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YY Inc

2017年03月17日

中国のライブストリーミング大手です。アメリカにADRとして上場しています。

業績はこんな感じで利益にやや凸凹があるものの好調です。2016年の売上高は前年比で+40%近く伸びています。



過去四半期のEPSは26.26人民元で、ドルに換算すると約3.8ドルとなります。このEPSを使った実績PERは12~13倍です。

下のサイトによると、中国のライブストリーミングは配信者にプレゼントを贈ることができるのが特徴で、中には何百万円も送る熱心なファンもいるそうです。配信サイトはその売上を配信者とシェアします。

稼ぐ女子は、ライブで動画配信する時代に!?中国で密かに盛り上がる"美女生放送"に迫る
1日1000万円が動く中国の動画配信と生配信アプリの実態に迫る!

YYの業界内のポジションですが、下のサイトによるとライブ動画配信専業アプリの1位となっています(2016年9月)。ただ、テンセント、アリババ、バイドゥといった大手オンライン企業も参入しているので、この位置をキープできるかはよくわかりません。

中国におけるライブ動画配信(生中継、直播)アプリについて

なお、YYは2015年に1株68.5ドルで非公開化を試み、2016年に計画を破棄した経緯があります。

感想ですが、バーチャルアイテムの売上シェアというのは社会問題化するのではという気がしました。ちょっと怖いです。また、業界内の競争も激しそうでこの会社にどんな優位があるのかもよくわかりませんでした。
ただ、業績の伸びからするとPERは相当安く感じます。

0902 華能国際電力

2017年01月16日

中国の大手電力会社の一角です(親会社が5大電力グループ)。

サーチナでPER4.5倍、配当利回り11倍というすごい数字だったので見てみました。華能に限らず中国の電力会社の配当利回りは非常に高いです。

業績はこんな感じです。2011年から売上は微減、利益は増加しています。
利益が伸びているのは石炭価格の下落が大きそうです。売上に占める燃料費は2011年の68%から2015年には46%まで低下しています。
世界経済のネタ帳さんで石炭価格の推移を見れますが、2011年から2015年まで下落したあと2016年後半に急騰しています。
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ブラジル株の買いを検討

2016年03月12日

3月に入ってブラジル株が急反発しています。
ブラジル株は長らく低迷していました。ドル建てのMSCIブラジル指数は2015年に41%の大幅マイナスで、2014年と2013年も2ケタのマイナスでした。


MSCI BRAZIL INDEX (USD)

バリュエーションも低下しており、StarCapital のHPではCAPEレシオは7.0倍とロシアに次いで低い数字になっています。

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