CAPEレシオのグラフを2点

2017年05月24日

CAPE Ratio, Why Have Thou Forsaken Me?

グローバルマーケットの2013年時点のCAPEレシオと2013年~2017年のリターンを見るとCAPEレシオは機能しているとのことです。割安のマーケットのリターンは高く、割高のマーケットのリターンは低くなっています。
スタート時点のCAPEレシオが20倍を超えていた国でリターンがプラスなのはアメリカだけとの話です。




Cyclically Adjusted PE Ratios of Global Markets: Chart

アメリカ除く世界、アメリカ、ユーロ圏、オーストラリアの1980年からのCAPEレシオの推移グラフが掲載されています。
ユーロ圏とオーストラリアのCAPEレシオに割安感があるとのことです。アメリカは割高感があります。



割高なシラーPERをどう考えるか

2017年03月10日

現在、シラーPERは歴史的に見ても割高な29.11倍にまで上がっており、このバリュエーションの高さに警告を鳴らす記事を見かけます。


Shiller PE Ratio

一方でこの指標は1990年代以降のほとんどの期間で平均以上の水準にあり、タイミング戦略がうまく機能していないという問題もあります。

シラーPERについては過去にもいろいろ書きましたが、今回新たにいくつかの記事を読んだのでメモと感想を書いておきます。

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グローバル市場でのCAPEレシオの有効性

2016年04月05日

○ CAPE: Predicting Stock Market Returns

各国のCAPEレシオをHPに掲載しているStarCapitalのレポートです。

米国のデータは1881年~2013年の期間で、CAPEレシオの標準レンジは10~24倍、過去の平均値は16.5倍とのことです。このレンジを上回った場合はその後15年~20年の期間で実質リターンは低く、逆に下回った場合はリターンは高くなるとのこと。

グローバル市場での検証は、1979年~2013年の期間、アメリカを含む15か国です。
CAPEレシオの平均値は17.5倍、8倍以下と割安な国のそれに続く15年間の実質リターンは13.1%、32倍以上と割高な国の実質リターンは0%。
長期的に見れば、割安なCAPEレシオのその後のリターンは高く、割高なCAPEレシオのその後のリターンは低くなるとの話です。



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Global Value: How to Spot Bubbles, Avoid Market Crashes, and Earn Big Returns in the Stock Market

2015年07月22日

以前に紹介した A Quantitative Approach to Tactical Asset Allocation の著者 Mebane Faber がバリュエーションについて書いた本です。

主にPERとCAPEレシオ(景気循環を調整したPER)について書かれており、特に米国株だけではなくグローバル市場でのCAPEレシオの有効性を調べているのが特徴です。
その他にも、CAPEレシオへの批判やPERとインフレの関係といった話があります。最後の方では、CAPEレシオを使った各国株価指数への取引システムを紹介しています。

全部で75ページの短い本で文章も読みやすかったです。書かれている内容も紹介しているシステムもあいまいな点がなく実用的だと感じました。また、何か主張をするときはこれこれこういう研究があるときちんと根拠やソースを書いており信頼感があります。

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