各国株価指数のトレンドとバリュエーションのチェック 2月27日

2016年02月27日

2月末の先進国・新興国の株価指数のトレンドとバリュエーションのチェックです。

・株価データはMSCI、CAPEやPERはStarCapitall、為替はIMFみずほ銀行より取得しています。
・株価チャートは2007年末を100として作成。月足・配当抜き・現地通貨ベースです。
・取得したCAPE・PER・配当利回りは1月末の数字なので、MSCIの1-2月の騰落率で調整しています。

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ここまでの感想や反省など

2016年02月15日

今年は年初からひどい下げでちょっと参ってます。こういう状況になると、ああしておけば良かった、こうしとけば良かった、などと考えてしまいますね。。。

いまとなっては手遅れですが、今年の見通しとポジションについて反省してみます。

まずは自分の方針です(必ずしも方針に従えてはいませんが)。

・基本的にタイミング投資は難しいというのが前提。

・大幅下落を予想するときだけキャッシュポジションをとる。それ以外の状況(大幅上昇、小幅上昇、小幅下落)を予想するときは100%株式投資。これはケン・フィッシャーの受け売り。20%程度の調整をタイミングよくとるのは難しく、上昇を逃すリスクの方が大きいという理由。

・大幅下落は40~60%くらいの暴落を想定。通常であれば10年に一度あるかという頻度(ただしバブル崩壊後の日本株ではこのレベルの暴落が頻繁に起きている)。

・バリュエーションが割高、景気後退を予想、株価が長期トレンドを割り込む、という3つの条件が揃ったときに株価の大幅下落を予想する。それぞれ1つの条件だけであれば株価が大きく下落しないことも多いが、さすがに3つの条件が重なれば厳しいだろうという考え。条件が揃わないときの暴落は諦める。

暴落の可能性については日米のバリュエーション(CAPEレシオ)の割高感からたびたび考えており、特に昨年後半に株価が長期トレンドを割り込んだときには大幅にキャッシュポジションを増やすべきか迷いました。ただ、結局は景気後退に自信が持てずポジションを戻して今年に入りました。

景気はアメリカが堅調なので、結局は中国の減速をどう考えるかというところだと思います。
中国に関しては民間債務の急増という問題は確かに要注意だと感じましたが、政府がコントロールできずハードランディングにつながるかどうかに自信が持てませんでした。また、仮に中国がハードランディングするとしてもそれが世界的な景気後退につながるかも不明ですし、その崩壊がいまこのタイミングで起こるかという問題もあります。
結局、中国はちょっとまずそうだけど、いまのタイミングでバブル的な崩壊が起こりそれによって世界的な景気後退となるシナリオは分が悪い賭けかなと思いました。

実際、キャッシュポジションを取るのが正しかったのかはいまもよくわからないです。去年夏の下落局面では株価はかなり戻しましたし、現在もアメリカは10%ほどの下げで暴落になるかはいまだ不明なところです。確信が持ってポジションが取れない以上は下げに巻き込まれたのも仕方なかったのかなと思っています。

ただ、日本株についてはもうちょっと慎重になっておくべったかなと反省しています。
ここ何年かの日本株は出来すぎの環境でしたが、もともと日本は為替や海外景気に左右されやすい脆弱な市場なのだと思います。もうちょっとボラティリティの低い市場にも分散しておいても良かったのかもと。

まあそうは言っても、リスクオフ=円高という状況では、海外に分散投資しても為替差損で日本株の下落とそんなに変わらなくなってしまいます・・・。危機で円高という構図はやっかいですね。

5%運用の資産推移

2016年02月07日

クレディスイスの Global Investment Returns Yearbook 2015 によると、世界の株式のインフレ調整後の実質リターンは1900年~2014年の期間で年5.2%、1965年~2014年の期間で年5.3%とのことです。
国別に見るとばらつきはあるものの5%前後の国が多く、株式投資の利益はそれくらいの利回りに収束するのかなという印象です。一方で債券のリターンは2%程度です。

では、この5%という運用でどれだけの資産を築くことができるのでしょうか?
一般の人が投資可能な期間は長くても50年程度だと思うので、50年間を上限として100万円を2%と5%で運用したときの結果を見てみます。



 5%運用 2%運用
初期元本 100100
10年後 163122
20年後265149
30年後432181
40年後704221
50年後 1,147  269

5%運用の結果を見ると、初期元本の100万円が50年で11倍となっています。最初に1000万円用意できれば1億円を超えることになります。40年でも7倍で、これらくいの時間があれば満足いく結果となりそうです。一方で20年程度であれば資産は2.6倍くらいにしか増えていません。
2%運用の場合は、40~50年の長期でも資産は2~3倍程度です。


次に初期元本0円、毎月5万円を積み立ててながら5%で運用したときの資産の推移を見てみます。



   元本 5%運用  元本比
初期元本 000%
10年後600772129%
20年後1,2002,029169%
30年後1,8004,077226%
40年後2,4007,413309%
50年後3,00012,846428%

こちらも40~50年の期間で見るとかなり大きな資産を築けています。
しかし、20年という期間では、資産は2000万円を超えているものの積立元本が1200万円であり、元本比の資産は169%ほどにとどまります。


今回、5%運用の利益を簡単にシュミレーションしてみた感想ですが、、、

初期投資にせよ積立投資にせよ大きな資産を築きたいのであれば投資期間が長いことが重要。とはいえ40年や50年にわたって投資できる人はまれに思えます。

また、資産の増え方は時間が経つにつれて大きくなりますが、現実の運用成績は最終年付近のパフォーマンス左右されるため、複利の力に頼るのはリスクも大きいと感じます。たとえば運悪く投資人生の最後がリーマンショックのような暴落に重なった人は、引退寸前に資産が半減してしまうことになります。

初期にまとまったお金が用意できればアドバンテージは大きいと思います。30年の期間でも4.3倍なので、1000万円用意できれば4300万円にもなります。

積立投資は30年で2倍少々です。決して馬鹿に出来ない利益だと思いますが、リスクの高さを考えるとちょっと物足りない気がします。



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