FEDモデルでは将来のリターンを予測できない

2017年05月30日

(FIGHT) THE FED MODEL

Cliff Asness の Fight the Fed Model という論文を Alpha architect が要約した記事です。

FEDモデルは株式利回り(PERの逆数)を10年国債の金利と比較したもので、株式の割安・割高を測るのに使われている。もし金利が低ければPERは高くなるため、投資家は高リターンを期待できるのではないか、といった感じ。

しかし、Assness によるとPERと金利を比べるのは単純に間違っているとのこと。

株式益回りと金利をグラフにすると確かに両者は同じように動いている。



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03933(香港) 洛陽モリブデン

2017年05月29日

中国のモリブデン最大手。他にタングステン、銅、コバルト、金などの生産を手掛けている会社です。

2016年にフリーポートマクモランよりコンゴ民主共和国の銅・コバルト鉱山 Tenke Fungurume を取得というビッグニュースが出ています。これにより銅生産が大幅に増加、コバルト生産は世界第二位となりました。

ちなみに2016年の世界の銅需要は22.45百万トンでトップの Codelco の生産量が1.8百万トン、世界のコバルトの需要は100.1千トンでトップのグレンコアの生産量が28.3千トンとのことです(各社のアニュアルレポートより)。
洛陽モリブデンは2017年の Tenke の生産量として銅219千トン、コバルト18千トンを予想しています。

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全銘柄をPERと成長率で10分すると

2017年05月28日

PER10倍というのは現状でどれくらい安いのだろう?と思ったので、四季報CDを使って全銘柄のPERと売上成長率をランク付けしてみました。

下の表はPERと成長率の最低値、最高値、10分位値です。(PERの計算は時価総額÷経常利益×0.7)
PERの場合は抽出できたのが3394銘柄で、表にある最低値はタカタの3.14倍、1は低い方から339番目(10分の1)に位置するジェスコの9.35倍、2は679番目に位置する大本組の11.6倍という感じです。PERの最高値は赤字の会社です。
成長率の場合は買収などにより最高値と最低値は異常な数値になっています。

PER増収率
最高 3.1745.4%
19.418.4%
211.610.9%
313.77.7%
415.85.9%
518.14.3%
621.03.1%
725.41.8%
832.80.5%
9 53.9-2.6%
最低 -92.4%

現在、PERが10倍を下回る会社の数は以下の416銘柄で全体の12%しかありません。
また、売上成長率が10%を超えるのは全体の2割強といったところです。

僕の中ではPER10倍&売上成長10%のPEG1倍を平凡な普通の会社と評価しているのですが、現在の環境だとこの基準を満たす銘柄すら少ないです。さらにこの少ない銘柄の多くは不動産業と建設業に偏っています。

ある程度の銘柄数に分散投資するのであれば、基準を緩めてやや割高かなと思える銘柄も買っていくしかないのかなと感じます。

人口と経済成長は株式リターンにとって重要

2017年05月28日

Yes. Demographics and Economic Growth Matter for Equity Returns

クレディスイスのイヤーブック2014年に掲載されている1900年~2011年の主要19か国のデータによると、1人当たり実質GDP成長率と実質株式リターンの相関は-0.39(R2=0.1)であり、このデータをもとに経済成長率と株価リターンは無関係だという主張する意見がある。

しかし、同レポートに掲載されている(無視されがちな)実質GDP成長率と実質株式リターンはプラスの相関(R2=0.29)である。

さらに、イヤーブックのデータをもとに著者が調べたところ、人口の伸び率と実質株式リターンはさらに強いプラスの相関(R2=0.56)になったとのこと。



9517 イーレックス

2017年05月25日

〇 事業

電力小売り、卸売り、発電の会社。代理店を通じた電力小売り、自社保有のバイオマス発電所が特徴です。

自社の発電所や他社電源・JEPXを通じて電気を調達し代理店を通して小売り、余った電気はJEPXを通じて卸売りという構図てす。



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CAPEレシオのグラフを2点

2017年05月24日

CAPE Ratio, Why Have Thou Forsaken Me?

グローバルマーケットの2013年時点のCAPEレシオと2013年~2017年のリターンを見るとCAPEレシオは機能しているとのことです。割安のマーケットのリターンは高く、割高のマーケットのリターンは低くなっています。
スタート時点のCAPEレシオが20倍を超えていた国でリターンがプラスなのはアメリカだけとの話です。




Cyclically Adjusted PE Ratios of Global Markets: Chart

アメリカ除く世界、アメリカ、ユーロ圏、オーストラリアの1980年からのCAPEレシオの推移グラフが掲載されています。
ユーロ圏とオーストラリアのCAPEレシオに割安感があるとのことです。アメリカは割高感があります。



割安株のスクリーニング(PER6倍以下) 5月23日

2017年05月23日

四季報CDで割安株をスクリーニングしました。今期予想PERが6倍以下の銘柄という条件で、PERの計算には週足時価総額/(今期予想の経常利益×0.7)を使っています。

抽出されたのは銘柄のうち、訴訟リスクのある銘柄(タカタ)、一時的な利益でかさ上げされている銘柄(スカラ)、少数株主損益が大きく純益PERが6倍を超えてしまう銘柄(八千代工業、日鉄バルブ、やまや、タカギセイコー)を除いたのが下の銘柄です。



※今期売上・経常は前年比の成長率。
※EV/EBITは、(時価総額+有利子負債-現金同等物)/今期経常利益で計算しています。
※RODは、(有利子負債-現金同等物)/(今期経常利益×0.7)。ネットの有利子負債が利益の何年分あるかという数字です。

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