新興国株式とアメリカの政策金利

2017年06月22日

What is the Relationship Between Emerging Markets and US Interest Rates ?

アメリカの政策金利と新興国株式の関係は長期的に見ると一貫しているわけではないので、長期投資家は金利上昇を過度に心配する必要はないとの話です。



逆イールドカーブは売りシグナルか

2017年06月21日

Is The U.S. Yield Curve Flashing A Sell Signal For Stocks?

1976年6月からのデータを使って、逆イールドカーブが起きたときのS&P500のリターンを調べています。(この記事ではイールドカーブを10年債と2年債のスプレッドと定義)。

表は逆イールドカーブが起きた日時と、その年から3年後までの年次リターンです。
イールドカーブが起きた年とその次の年のリターンは10%を超えており、プラスリターンの割合も77%、70%と高いです。2年後の成績は落ちますが、それでも6%のリターンと61%のプラス率です。
この結果から、逆イールドカーブが自動的に弱い株価を意味するわけではないと著者は書いています。



[逆イールドカーブは売りシグナルか]の続きを読む

リーマンショック後の日本株のファクターリターン

2017年06月17日

以前に日本市場のファクターリターンを調べたとき、リーマンショックの頃からバリュー効果が弱くなっているのが気になっていました。そこで今回は2009年からのファクターリターンをもう少し詳しく見てみます。

まずは1990年以降の各ファクターのリターンです(ケネスフレンチ教授のデータベース、クオリティファクターはAQR)。トータルではバリューファクター(HML)のリターンが圧倒的に良いです。



[リーマンショック後の日本株のファクターリターン]の続きを読む

03918(香港) NagaCorp

2017年06月15日

カンボジアの首都プノンペンで NagaWorld というカジノホテルを経営する会社です。

この会社についてはいくつか記事が見つかりました。
カンボジア:NagaCorp 拡張計画Naga2のうちNagaCity Walkがソフトオープン 観光競争力拡充
An Undiscovered Cambodian Gold Mine

・NagaWorldは、プノンペン唯一のカジノを含む統合型リゾート(IR)であり、70年(2065年まで)のカジノライセンス、41年間(2035年まで)のプノンペンから半径200Km圏内(ベトナム国境、シアヌークビルを除く)における独占権を有する。

・ホテル700室、ゲーミング施設はテーブル296台、EGM(電子ゲーミングマシン)1,662台。

・商業施設の NagaCity Walk とカジノホテルの TSCLK Complex (Naga2) という拡張計画。 NagaCity Walk は2016年8月にオープン。TSCLK Complex は2017年のオープンを予定。

・2019年に開業予定のウラジオストックのカジノプロジェクトあり。

[03918(香港) NagaCorp]の続きを読む

外貨資産への投資で為替ヘッジをすべきか

2017年06月15日

To hedge or not to hedge? Evaluating currency exposure in global equity portfolios

ちょっと英語が難しかったので、ちゃんと理解できているかわかりません。

このレポートによると、外貨資産への投資で為替をヘッジすべきかの判断は、①ポートフォリオのボラティリティ、②ポートフォリオと為替の相関係数、によって決まるとのことです。


① ポートフォリオのボラティリティ

自分の持つポートフォリオのボラティリティが低いほど為替のボラティリティの影響が強くなるのでヘッジしたほうが良いとのことです。

下の表は横軸がポートフォリオのボラティリティ、縦軸がポートフォリオと為替の相関係数ですが、ボラティリティの低いポートフォリオでは為替の相関係数がマイナス(両者が逆に動くため分散効果が働く)でもヘッジすることによってリスクが下がっています。
要は為替のボラティリティは高いので、債券のようにボラティリティの低い資産と組み合わせると、たとえ両者が逆に動いてもリスクが増えてしまうことがあるということです。

このことからレポートでは債券メインのポートフォリオでは為替をヘッジすべきで、ボラティリティの高い株式の比率が高まるにつれ②のポートフォリオと為替の相関の問題を重視すべきとしています。



[外貨資産への投資で為替ヘッジをすべきか]の続きを読む

政策金利と株式リターン

2017年06月13日

アメリカの政策金利と株式リターンについてです。

〇 アメリカの政策金利

アメリカの政策金利はかつては公定歩合でしたが現在はFF金利が使われています。公定歩合からFFレートに移行した正確な時期はわかりませんでした。

公定歩合とFFターゲットレートのデータは FREDのEconomic Data からダウンロードできます。
この記事では2つのレートが6%で重なる1991年3月を基準に公定歩合とFFレートとつないでいます。
また、2008年12月以降のFFターゲットレートは上限-下限が発表されていますがこの記事では上限値を使っています。

公定歩合とFFターゲットレートを比較したのがこちらのグラフです。初期のFFターゲットレートはギザギザで波が荒いです。



1991年3月で両者をつないだデータを使って利上げ期間と利下げ期間をわけると下表のようになります。
ちなみに、利上げ期間は利下げ期間の後に初めて利上げが起こり次に利下げが起こるまでの期間、利下げ期間は利上げ期間の後に初めて利下げが起こり次に利上げが起こるまでの期間とします。



[政策金利と株式リターン]の続きを読む

シンプルな機械的バリュー投資は効果がない

2017年06月11日

Facts about Formulaic Value Investing

・バリュープレミアムが初めて報告された1963-1981年の期間のバリュー効果は非常に強固だが、それ以外の期間ではバリュープレミアムは弱いか存在しない。

・1926-1962年の期間では、バリュー効果が十分にあるという証拠はない。

・1982-2015年のバリュープレミアムは、小型株に偏っており、大型株では有意ではない。

・2002-2015年に限ると小型株のバリュープレミアムも十分ではなくなっている。

・小型株のバリュープレミアムを分解すると割高株売りが利益の源泉になっている。これは流動性やコストの問題がある。



[シンプルな機械的バリュー投資は効果がない]の続きを読む

フロンティアマーケットは割安

2017年06月07日

Franklin Templeton: Frontier Markets Are Undervalued

先進国市場、新興国市場、フロンティア市場のPERの推移グラフが掲載されています。フロンティアマーケットは先進国や新興国に比べて割安なバリュエーションとのことです。



[フロンティアマーケットは割安]の続きを読む

8699 澤田ホールディングス

2017年06月05日

HISの創業者である澤田秀雄さんの会社です。

モンゴルのハーン銀行、エイチ・エス証券、エイチ・エス債権回収といった子会社を持つほか、FXの外為ドットコムやロシアのソリッド銀行などを持ち株法適用会社にしています。
不動産会社のアスコットやエイチ・エス損害保険を売却したり、インデックスを買収したりと変化が激しいです。



[8699 澤田ホールディングス]の続きを読む

確定拠出年金用インデックスファンド(SBI証券)のトレンド 5月末

2017年06月05日

確定拠出年金でトレンドフォローを行うために、各アセットクラスを対象としたSBIベネフィットシステムズで売買できるインデックスファンドの年間リターンを調べました。

上位を占めているのは国内と海外の株式です。株式の中では新興国が強いという状況です。

資産クラス投資信託 過去1年 
新興国株式SBI-EXE-i新興国株式ファンド25.5%
日本株式三井住友・DC日本株式インデックスFS15.9%
先進国株式DCニッセイ外国株式インデックス15.8%
先進国株式(ヘッジ)日興・インデックスファンド海外株式ヘッジあり14.6%
海外リートSBI-EXE-iグローバルREITファンド4.1%
ゴールド三菱UFJ純金ファンド2.6%
海外債券三井住友・DC外国債券インデックスファンド-0.6%
海外債券(ヘッジ)日興・インデックスファンド海外債券ヘッジあり-0.9%
日本債券三菱UFJDC国内債券インデックスファンド-2.2%
コモディティダイワ/RICIコモディティ・ファンド-2.7%
国内リートDCニッセイJ-REITインデックスファンド-4.9%

※各資産クラスを代表するインデックスファンドは手数料が安いものを優先していますが、価格データが1年以上あるファンドのみを対象にしています。
※分配金も含めたリターンです。
※SBI-EXE-iグローバルREITファンドはファンズオブファンズです。
※三菱UFJ純金ファンドは1540純金上場信託を主要投資対象としています。



最近の記事