9206 スターフライヤー

2016年09月24日

○ 事業

北九州空港を拠点とする新興エアライン。大手よりも安い運賃と、機内の広さ・充実したサービスが売りとのことです。

実際に乗った人の記事を見ると、広めの座席、モニター装備、預入荷物が20kgまで無料など、ジェットスターやピーチなどのLCCと一線を画すサービス内容のようです。
LCCはセール以外の時期で荷物を預けるとけっこう値段が上がってくるので、この会社やスカイマークのようにそれなりに安くてサービスもあるという航空会社は良いのではないかと思います。

保有機材は9機で、以下の5つの路線に就航しています。
羽田-北九州、羽田-福岡、羽田-関空、中部-福岡、羽田-山口宇部

○ 業績

 売上高 前年比経常利益前年比 純利益 経常利益率
 12年3月 22,58024%986-11%9664.4%
13年3月25,16611%47-95%2870.2%
14年3月33,02431%-2,664--3,040-
15年3月34,7345%901-4312.6%
16年3月34,451-1%2,650194%2,5587.7%
17年3月33,300-3%2,500-6%1,4007.5%

非支配株主に帰属する当期純利益はなし。

利益にかなり凸凹があります。前期実績は-0.8%の減収、経常利益は901mから2650mへの大幅な増益でした。

今期1Qは-3.8%の減収、+140.2%の経常増益と好調を持続しています。

中間予想は非開示。通期の予想は-3.3%の減収、-5.7%の経常減益です。
1Q決算時に通期の経常利益を1,300mから2,500mに上方修正しています。燃料価格は上昇しているものの、想定を超える円高によって費用が抑えられたとのこと。

業績予想の前提となる為替レートは1ドル110円、1ユーロ125円、原油価格レート(ドバイ)は1バレル52ドルとなっています。

1Qの輸送実績は下のとおり。
航空機の定期重整備による計画運休の増加により提供座席キロは減少したものの、座席利用率は大きくアップおり、旅客数は小幅な増加となっています。




○ 財務

現預金 4,034百万円

1年以内の長期借入金 633百万円
短期リース債務 791百万円
長期借入金 483百万円
長期リース債務 6,233百万円

現在の利益水準(今期の予想経常利益2,500百万円)が続くのであれば有利子負債の金額は大きくないです。


○ 指標

・株価3,680円、発行済み株式数2,865,640株 自己株式137株、時価総額10,545百万円(自己株式除く)

・今期予想PER7.5倍。経常利益×0.6で計算したPERは7倍。

・今期予想EV/EBIT 5.4倍。

・配当0円の予想(前期実績は20円)。

・優待 100株で年間6枚の優待券。優待券1枚で片道1区間の大人普通運賃を50%割引。

・発行済み株式数の推移 過去3年ほぼ変化ありません。


○ その他

・株主 上位10位比率42.9%、筆頭はANAで18%。経営陣は大株主に名前なし。

・大量保有報告書 ここ3年何もなし。

・1部昇格 東証2部銘柄。株主数2,840名。時価総額も40億円を超えています。流動性なども問題なさそうで、昇格の条件は満たしていると思います。


○ 感想

予想PERは7~8倍くらいで割安感あります。
1Qの業績は好調ですし、現在の原油価格と為替レートからは業績の上振れも期待できそうです。

問題点は売上が横ばいで停滞しているところでしょうか。機材を購入して路線を増やさないと持続的に利益を上げていくのは難しいと思います。現状は原油価格や為替レートに業績が左右されそうな感じです。
設備投資の計画ですが、2018年(平成30年度)に1機受領予定のほか、2016年(平成28年度)に1機導入することを検討していくとのことです。




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