購買力平価と実際の為替レート

2016年12月21日

購買力平価と実際の為替レートの推移をグラフにしてみます。
購買力平価はOECDから、為替レートはIMFの年次データです。2016年の為替レートのみ月足の最終データを使いました。

グラフの見方ですが、ドル円に限って上方向が円安・下方向が円高となります。それ以外の通貨は上方向が通貨高(ドル安)・下方向が通貨安(ドル高)です。

・ドル/円



・ユーロ/ドル



・英ポンド/ドル



・オーストラリアドル/米ドル



・ニュージーランドドル/米ドル



・カナダドル/米ドル



・スイスフラン/ドル



・スウェーデンクローネ/ドル



・南アフリカランド/ドル



こうして並べてみると、購買力平価は長期的にはかなりうまく機能しているように見えます。
南アフリカのように購買力平価が右下がりの国の通貨は右下がりですし、スイスフランのように購買力平価が右上がりであれば通貨も右上がりになっています。

ただし、短期的にみると両者のかい離はかなり大きく、例えば、オーストラリアドル/米ドルの最大かい離率は下方向が-31%(2001年)・上方向が+60%(2012年)もあります。
ざっくり言って、±20~30%のかい離は普通に起きているし、±50~60%も開くこともまれではないといった感じです。
まだ、かい離が数年以上続くことも頻繁に起きているので、購買力平価を短期的な為替予想に使うのはなかなか難しい気がします。




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