6246 テクノスマート

2016年12月27日

○ 事業

各種フィルム塗工乾燥機、化工機メーカー。中国、台湾、韓国向け比率高い。国内生産体制堅持。(Yahooファイナンス)

テクノスマートが作っている塗工機械ですが、材料に薬品や塗料などを均一に塗布するための装置とのことです。スマホやタブレットのほかリチウムイオン電池の製造にも使われています。リチウムイオン電池の製造工程における役割は、日本政策投資銀行の資料の図がわかりやすかったです。



○ 業績

 売上高 前年比経常利益前年比 純利益 経常利益率
12年3月15,35668%1,327182%7078.6%
13年3月9,500-38%502-62%2885.3%
14年3月9,9945%1,259151%71912.6%
15年3月10,2112%516-59%3035.1%
16年3月8,807-14%343-34%2093.9%
17年3月11,00025%62081%4005.6%

単体のため非支配株主に帰属する当期純利益はなし。

業種が機械のためか業績のバラツキが大きいです。
ここ10年ほどの最高は2007年の売上20,693百万円・経常利益3,169百万円で、最低が2016年の売上8,807百万円・経常利益343百万円です。

今期は大幅な増収増益の予想となっています。
2Qは売上+15%の増益、経常利益304百万円(前年は0)の黒字でした。経常利益は期首予想から4倍ほど上振れしましたが、期末予想は修正していません。
受注高は前年比で+92%、受注残高は前年比で+63%と大きく増えています。

最終製品別の売上高を見ると、前期は薄型表示部品関連機器が33%とトップでしたが、今期2Qはエネルギー関連機器が全体の半分ほどを占めており、この製品の前年比は6.3倍と大幅に増えています。

輸出の割合は、海外向けエネルギー関連機器の増加により67.5%(前年同期は42.8%)に増加しています。受注や受注残高に占める輸出の割合も非常に高くなっています。

海外売上高比率は前期末では中国の割合が倍増しており全体の4分の1を占めています。

中国売上の増加、輸出の増加、エネルギー関連機器の好調ということから、中国EV市場の急拡大の恩恵を受けているのかなと思いました。


○ 財務

現預金 6,553百万円

短期借入金 758百万円
長期借入金 587百万円

財務健全でキャッシュが豊富な会社です。


○ 指標

・株価634円、発行済み株式数10,821,720株 自己株式226,575株、時価総額6,717百万円(自己株式除く)。

・今期予想PER16.8倍。経常利益ベース(税率40%で計算)の予想PER18倍。

・今期予想EV/EBIT2.5倍。

・配当12円予想。利回り1.9%。

・株主優待 なし。

・発行済み株式数の推移 過去3年ほとんど変動なし。ほんのわずかに自己株式が増えてきているだけです。


○ その他

・株主 取引先持株会が13.9%の筆頭株主です。上位10位に個人は入っていません。

・大量保有報告書 過去3年は出ていません。

・東証1部昇格 東証2部銘柄ですが株主数が928名と少なすぎます。


○ 感想

PERは最近の株価上昇のため割安感のない数字です。
ただ、今期の業績は好調で上振れが見込めそうです。業績のブレがある会社なのでこの好調が来期も続くかはわかりませんが。

個人的には期待しているEV関連銘柄なのですが、設備投資機器ということもありEVの伸びからどれくらい恩恵があるのかはよくわかりません。

なお、同業にヒラノテクシードがありこちらも業績好調です。すでに通期も上方修正していますが、修正後のPERは11~12倍と数字的にはテクノスマートより割安です。




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