モメンタムで損失を回避する

2017年01月14日

Using Absolute Momentum to Positively Skew Calendar Year Returns という記事に10か月移動平均によるマーケットタイミングを使うと年次リターンがどれくらい変わるのかというグラフが掲載されていました。

バイアンドホールド(赤はリセッションがあった年、黄色は複数年にまたがるリセッションの最終年とのこと)。
リセッションの年はリターンが悪く、景気回復の初期にリターンが高いです。



マーケットタイミング(月の終値が10か月移動平均より上のときに株式、下のときに米国債券)。-25%を超える損失が無くなります。リバウンドも捕えているとのことですが、右端の大きな利益もやや減っているように見えます。



日経平均(配当なし)で同様のグラフを作ってみます。
マーケットタイミングは10か月移動平均を使いますが、下回ったときにはキャッシュで保有するとします。

バイアンドホールド。-40%を超える損失が1回、-30%~-40%の損失が1回あります。



マーケットタイミング。最大損失は-20%で、-20%を超える損失は1回だけとなりました。ただし、+30%を超える大きな利益も14回から9回に減っています。




両者の累積グラフです。
2000年以降はトレンドがわかりやすかったことからマーケットタイミングの成績が良いのですが、それまでは絶対的な利益という点ではバイ&ホールドの方が成績は良いです。



マーケットタイミングは税金の面でも不利なので、個人的には利益を増やすという目的よりも大きな損失を回避するという目的で使った方が良いように思います。




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