モメンタムを使ったファクターローテーション戦略

2017年03月07日

Factor Rotation: Possible, but Worth It?

ファクター投資のマーケットタイミングや切り替え戦略を検証しています。

・バリュー、サイズ、収益性(Operating Profitability)、投資、モメンタム、ベータの6ファクターが対象。

・データはケネスフレンチ教授のデータベース。トップ30%とボトム30%のバリューウェイト・ポートフォリオ。

・直近1カ月を除く12カ月モメンタムによるタイミング戦略。

① トップ30%とボトム30%の切り替え戦略(モメンタムの強い方をロング)

対象ファクターのロング買い持ちより明確に優れているのはサイズだけとのこと。年間で1.69%の超過収益となっていますが、コストを0.85%と見積もると超過収益は0.84%に落ちてしまうとのことです。

サイズ以外のファクターの切り替え戦略は優位性がほとんどないか劣っています。




② ファクターローテーション

6つのファクターの中で最もモメンタムの強い上位3のファクターを均等に買う戦略です。

6ファクターの均等買い持ちを年間1.32%上回る成績とのことです。ただし、コスト0.85%を差し引くと超過収益は0.47%に落ちてしまいます。



著者の評価は、ファクターローテーションは効果がある戦略ではあるが、取引コストや税金を差し引いた後に使う価値があるかは疑問だといった感じです。




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