Galaxy Resources(ASX:GXY)

2017年09月12日

オーストラリアのリチウム開発会社です。

マウント・キャトリン(オーストラリア、鉱石、生産中)、サル・デ・ビダ(アルゼンチン、塩湖)、ジェームス・ベイ(カナダ、鉱石)という3つのプロジェクトを持ちます。いずれも100%の権益です。


〇 Mt Cattlin プロジェクト

2016年にスポジュメン(鉱石)の生産を開始しています。

2017年上半期の生産量は56,465トン、鉱石グレード5.6%、リカバリーレート61%、平均販売価格645ドル、生産コスト391ドル(6月単月は334ドル)でした。
販売価格が安いのですが、今後は2017年契約の830~905USドル/トンになるとのことです。

2017年のガイダンスは生産量120,000トンです。

販売価格850ドル、生産コスト350ドル、販売量160,000トン(プラントのキャパシティ)で単純計算すると80百万ドルのEBITDAとなります。

ちなみにここを参照にしてスポジュメンの販売量をLCEに換算すると、160,000トン×グレード5.6%×リカバリーレート61%×2.47(ここによるLi2O→Li2CO3換算値)で13,500トンになります。

以上から、EBITDA や販売量はオロコブレのオラロス・フェーズ1よりもやや少ないくらいのレベルだと思います。ただし、鉱山寿命は18年程度と短いです(資源量は下表です)。




〇 Sal de Vida プロジェクト

ギャラクシーの旗艦プロジェクトで、南米のリチウムトライアングルに位置する湖です。

埋蔵量は1.1mtLCE(下表)で40年以上の寿命があります。資源量は2012年調査によると7.2mtLCEで、オロコブレのオラロス湖と似たレベルです。



2016年にアップデートされたF/S(採算性調査)によると、年間の生産量25ktLCE、売上予想354百万ドル(リチウム価格11,000-13,911ドルの前提)、生産コスト3,369ドル/トン、税前の営業キャッシュフロー273百万ドルです。



現在、パートナーやオフテイク契約の交渉中とのことで、生産開始は2019年後半の予定です。
ちなみに会社資料によると、現在開発中のプロジェクトの中ではサル・デ・ビダは比較的早い生産開始が予想されています。




〇 James bay プロジェクト

HPによると資源量は22mt、Li2O1.28%とのことです。これだけ見るとマウント・キャトリンに匹敵する資源量です。



ただし、まだ開発の初期段階のためか、証券会社のレポートではそれほど評価されていません。

このレポートのサムオブパーツでは、マウント・キャトリンが462百万USドル、サル・デ・ヴィダが737百万USドルの評価なのに対して、ジェイムス・ベイは112百万USドルの評価です。


〇 バランスシート

ギャラクシーのバランスシートは強く、キャッシュが40百万オーストラリアドルあるのに対して借入は12百万オーストラリアドルです。
マウント・キャトリンのキャッシュフローもあるため、今後の開発費用は借入で対処可能と前途のレポートには書いてありました。


〇 バリュエーション

現在の株価は2.37オーストラリアドル、株式数395百万で時価総額936百万オーストラリアドル(749百万USドル)です。

マウント・キャトリンとサル・デ・ビダを合わせると生産量はオロコブレ(35ktLCEの66.5%)を大きく上回りますが、時価総額はそれほど変わりません。
マウント・キャトリンの鉱山寿命が短いのと、サル・デ・ビダの生産開始が2019年になるのが原因かなと思います。




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