個別株に投資するなら超小型株

2017年09月22日

Micro Caps, Factor Spreads, Structural Biases, and the Institutional Imperative

ファクター投資は大型株よりも小型株、小型株よりも超小型株(マイクロキャップ)で有効だという話です。

・1982年~2016年の期間では、超小型株のバリュー・モメンタムのロング・ショートプレミアムは大型株の2倍以上、クオリティ(Financial strength, Earnings quality, Earnings growth)のプレミアムは大型株の3~4倍になる。

・より現実的なロングオンリーポートフォリオでは、超小型株のリターンは大型株を下回るものの、クオリティを調整(クオリティスコアの下位10%を除く)すると大型株を上回る。さらにモメンタムやバリューを加えると大幅に成績が向上する。マイクロキャップ+クオリティ+バリューは大型株を8%上回る20.3%の年間リターン。

流動性や取引コストなどがバリアとなって機関投資家やETFが参入できないため、超小型株は資金の小さい投資家にとって超過リターンを得るチャンスが大きいとのことです。下は記事に掲載されていたわかりやすいイメージ図です。



なお、この記事での超小型株の定義はインフレ調整後で50~250百万ドルの時価総額の銘柄、大型株はマーケット平均の70億ドルより大きい銘柄とのことです。


超小型株のリターンが良いのは「ウォール街で勝つ法則」(第4版)でも同じです。この本の戦略ランキングのリターントップ5のうち4つはマイクロキャップを使った戦略になっています。

また、「ウォール街で勝つ法則」のマイクロキャップの定義も上の記事と同じくインフレ調整後の時価総額50~250百万ドルで、それ以下の時価総額の銘柄は対象外です。
もし時価総額が低いほど非効率ということであれば、時価総額50百万ドル以下の銘柄はさらに超過リターンを得るチャンスが大きいということになります。時価総額50百万ドルというと1ドル110円で55億円です。ごく普通の個人投資家であれば普通に取引できるレベルだと思います。


僕は株を始めて以来それなりに成果を出せているのですが、それは小型株をメインに投資してきたからだと思っています。
たまに割安に見える大型株を買うこともありますが(いまだったらオリックスや日産や総合商社など)それほど良い成績にはなっていませんし、大型株投資でインデックスを上回れる自信も全くありません。
個別銘柄に投資してインデックスを大きく上回るリターンを出したいのであれば、時価総額の低い銘柄を対象にするというのが最も可能性の高い方法だと思います。




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