ヤンデックスとキィウィ

2014年11月24日

ルーブルが下落中ということで、ロシアのネット銘柄のヤンデックスとキィウィを見てみます。

まずはロシアの株価指数のRTS指数の2013年からの推移です。RTS指数はドル建てなのでルーブル換算した指数も計算します。



RTS指数は下げてますが、下落分はほぼ為替の影響です。意外なことに株価自体はあまり下がっていません。


・ヤンデックス Yandex

ロシアの検索最大手です。ここによるとロシア国内のサーチシェアは6割ほどとなっています。最近はGoogleが追い上げてを見せています。
ロシアのネット普及率はまだ50%ほどで拡大余地は大きいとのこと。

売上成長率は3割ほどに低下してきています。営業利益率は30%前後であまり変化ありません。直近4四半期のEPSで計算するとPERは30倍ほどになります。

売上高 営業利益 純利益 売上成長 営業成長
12年 1Q 5,874 1,559 1,258 51% 23%
2Q 6,801 2,245 1,983 50% 63%
3Q 7,273 2,543 2,291 41% 43%
4Q 8,819 3,107 2,691 37% 19%
13年 1Q 7,999 2,453 2,246 36% 57%
2Q 9,199 3,218 2,915 35% 43%
3Q 10,218 3,245 4,967 40% 28%
4Q 12,086 3,921 3,346 37% 26%
14年 1Q 10,885 2,718 2,680 36% 11%
2Q 12,158 3,631 2,396 32% 13%
3Q 13,057 4,496 4,372 28% 39%



・キィウィ Qiwi

ロシアの電子決済大手の会社です。
売上は3割の伸び、営業利益は直近3Qで91%の増益と業績は好調ですが、株価の下落のために直近4四半期の実績PERは20倍程度となっています。

株価の下落は今年の春からの政策リスクに反応したものと思われます。

・今年の3月のロシアへの経済制裁の影響で、VISAやMASTERカードはロシアの一部銀行との取引を停止。一方でロシアは独自のカード決済システムを構築することを発表しました。VISAはキィウィのパートナーで、ここによると2013年には Visa Qiwi Wallet というセグメントが売上の約半分を占めています。

・ネット規制を広範囲に規制する法案が可決され、その一部としてオンライン決済も規制強化されています。ここによると匿名の電子決済の規制強化や海外からの電子取引への課税などのようです。


売上高 営業利益 純利益 売上成長 営業成長
12年 3Q 2,293 488 402
4Q 2,592 385 264
13年 1Q 2,533 487 354
2Q 2,879 680 453
3Q 2,975 697 533 30% 43%
4Q 3,279 634 495 26% 65%
14年 1Q 3,259 905 688 29% 86%
2Q 3,488 1,033 716 21% 52%
3Q 3,822 1,330 1,579 28% 91%








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