不動産系の注目株

2015年03月16日

不動産関連で割安さを感じた銘柄です。

まず不動産市場の統計から。
住宅着工統計から長期の新設住宅着工戸数です。2000年代に入って一段下がり、リーマンショック後にも一段下がっていることがわかります。



住宅着工のうち分譲住宅(戸建とマンション)の推移です。リーマンショック後に回復を続けていましたが、消費税増税により再び停滞しています。



不動産経済研究所が発表している首都圏のマンション販売です。消費税増税で落ち込みましたが、昨年12月から前年比で戻してきています。



マンション在庫は12月に急増しましたが、多いとは言えない水準です。




銘柄です。
どちらかというと、戸建よりマンデベに低PER銘柄が多い気がしました。ヨシコン、フージャース、FJネクスト、シノケンなど、低PERで在庫が増加している銘柄があります。



※経常PERは経常利益×0.6で計算。
※経常PERの四半期は、直近四半期の経常利益と前年の進捗率から計算。例えば直近2Qの経常利益が1000で、前年2Qの進捗率が40%であれば今季の経常利益2500として計算する。
※直近決算の数字は前年比。


・5280 ヨシコン
コンクリ2次製品から不動産事業に軸足移し、マンション建築を再開。賃貸拡充、建築部材も
3Qまでの前年比は売上-18%・経常利益-27%。4Q前年比+34%の経常利益で会社予想を達成。4Q偏重。
今期PER5.0倍(経常5.1倍)。
5年平均の売上成長率13%。
中間は会社予想を下回る。進捗もいまいちな数字。在庫は3割以上増加。


・3284 フージャース
埼玉、千葉等首都圏地盤にマンション分譲。『デュオ』等シリーズ展開。13年4月持株会社に
3Qまでの前年比は売上-7%・経常利益-64%。4Q前年比+20%の経常利益で会社予想を達成。
今期PER6.0倍(経常5.9倍)。
5年平均の売上成長率29%。
3Qまでの経常利益の進捗28%と低い。在庫は35%増加。


・8935 FJネクスト
首都圏で『ガーラ』ブランドの投資用ワンルームマンション販売が主力。ファミリー向けも展開
3Qまでの前年比は売上+5%・経常利益-13%。通期の経常利益を13%上方修正。4Q前年比-53%の経常利益で会社予想を達成。
今期PER7.6倍(経常7.6倍)。
5年平均の売上成長率1%。
在庫47%の大幅増加。


・3246 コーセーアールイー
福岡都市圏中心にマンションや投資用ワンルーム開発・分譲。近隣県や首都圏で情報収集拡大
3Qまでの前年比は売上+39%・経常利益+99%。3Qの時点で通期の経常利益の予想を超える。
今期PER8.5倍(経常7,8倍)。
5年平均の売上成長率13%。
在庫は横ばいかやや減少。


・3254 プレサンス
投資用ワンルームからファミリーやシニア向けの開発・販売に展開。大阪、名古屋、東京に拠点
3Qまでの前年比は売上+36%・経常利益+34%。3Qの時点で通期の経常利益の予想を超える。
今期PER8.4倍(経常9.0倍)。
5年平均の売上成長率15%。
在庫は4割近く増加。


・8909 シノケングループ
サラリーマン層へ販売の土地、アパートをリースバックし賃貸。投資用マンション、介護事業も
前期実績の前年比は売上+53%・経常利益+61%。今期予想は売上高+26%・経常利益+13%。
今期PER6.6倍(経常PER7.5倍)
5年平均の売上成長率22%。
在庫9割の大幅増加。


・3228 三栄建築設計
1次取得者向け戸建て住宅販売、木造3階建て技術に特色。請負も戦力。全国化進める。賃貸も
1Qの前年比は売上-20%・経常利益-47%。2Q前年比-3%の経常利益で会社予想を達成。
今期PER5.2倍(経常5.5倍)。
5年平均の売上成長率17%。
1Qの前年比はいまいちだが、中間に対しては悪くない。在庫は1割ほどの増加。売上の成長率は高いが、利益の伸びはいま一つが続いている。


・1413 桧家住宅 
エコハウス中心に規格型注文住宅の請負・施工。東京周辺で分譲住宅。断熱材施工でも急成長中
前期実績の前年比は売上+25%・経常利益-1%。今期予想は売上高+6%・経常利益+12%。
今期PER6.6倍(経常PER7.5倍)
5年平均の売上成長率22%。
在庫は6%の増加。高成長が続いていたが、今期は1ケタの増収率の予想。PERはまあまあ低め。


・3297 東武住販
山口、福岡県を地盤に中古住宅の再生販売事業を展開。販売価格1500万円以下の物件が中心
新規上場のため前年比の比較ができない。中間の経常利益は会社予想比で+18%。
今期PER7.5倍(経常7,2倍)。
今期は売上+9%・経常利益+15%の予想。
成長率、PER、進捗率など並みといった感じ。


・3293 アズマハウス
和歌山地盤の総合不動産会社。土地の自由分割、建物の自由設計に特徴。賃貸、ホテルも併営
新規上場のため前年比の比較ができない。3Qまでの経常利益の進捗率は55%と低め(前年76%)。
今期PER6.8倍(経常7.0倍)。
進捗が低めなのが気になる。


・3294 イーグランド
首都圏地盤にマンション・戸建て中古再生事業を展開。販売価格2000万円以下の物件が中心
新規上場のため前年比の比較ができない。3Qまでの経常利益の進捗率は47%と低め(前年86%)。
今期PER7.6倍(経常7.9倍)。
今期は売上+27%・経常利益+7%の予想。
前年・今年と高成長だが、進捗が低めなのが気になる。


・3299 ムゲンエステート
首都圏1都3県で中古不動産の買い取り・再販軸に展開。区分所有マンション、投資用不動産も
前期実績の前年比は売上+45%・経常利益+56%。今期予想は売上高+28%・経常利益+26%。
今期PER9.7倍(経常PER9.8倍)
5年平均の売上成長率30%。
実績好調。今期も2割以上の増収増益の予想。成長率からするとPERは1ケタと割安感ある。


・8889 アパマンホールディングス
傘下に賃貸斡旋のアパマンショップやPM(賃貸管理、サブリース)会社。本業回帰し体質改善
1Qの前年比は売上0%・経常利益+10%。中間予想は非開示。
今期PER6.4倍(経常5.9倍)。
5年平均の売上成長率-4%。
今期は25%の経常増益予想。PERは低め。




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