マンションデベロッパーの不動産在庫と翌年の売上高

2015年03月17日

マンデベの在庫を業績データとともに記録しているのですが、果たしてこのデータは役に立つのかと思ったので、在庫データが翌年の売上高を予測できるのか見てみます。

まずは手元にある16社の不動産在庫(06年~14年)と翌年の売上高(07年~15年)を散布図にしてみます。

・16社は、サンヨーホームズ、ヨシコン、フージャース、明和地所、エストラスト、FJネクスト、コーセーアールイー、プレサンス、THEグローバル社、アーバネットコーポレーション、エスリード、誠建設工業、シノケングループ、日神不動産、タカラレーベン、大京、ゴールドクレストです。

・IPOなどで年数が短い会社もあります。

・大京のみ売上・在庫の数字が大きいためグラフには入っていません。



見て分かるように、全部の会社をいっせいに比べると在庫と翌年の売上高には相関関係が見られます。しかし、売上規模が大きい会社の在庫が大きいのは当たり前なのであまり参考になりません。問題は1つの会社における在庫と売上の時系列の関係です。

下のグラフはフージャースの在庫と翌年売上高の推移です。この会社はほぼ連動しており、相関係数は0.78という高い値です。




一方で在庫と売上高が連動していない会社もあります。下のグラフは日神不動産の在庫と翌年売上高の推移ですが、在庫が低位横ばいにもかかわらず売上は伸びています。相関係数は-0.3というマイナスの値です。




上の2社のように16の会社それぞれに不動産在庫と翌年売上高の相関係数を計算して、それを平均すると0.48という値になりました。中程度の相関ということになります。

会社ごとのサンプルが9つと少ない(5つの会社は9個未満)ため、結果がどれだけ信頼できるかかなり疑問です。ただ、少なくとも無関係にはならなかったので、来期の売上予想の参考にはしていこうと思います。




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