各国株価指数のトレンドとバリュエーションのチェック

2015年12月03日

先進国・新興国の株価指数のトレンドとバリュエーションのチェックです。

・株価データはMSCI、CAPEやPERはStarCapital、為替はIMFみずほ銀行より取得しています。
・株価チャートは2007年末を100として作成。月足・配当抜き・現地通貨ベースです。
・取得したCAPE・PER・配当利回りは10月末の数字なので、MSCIの11月の騰落率で調整しています。

○ 先進国

全世界・先進国指数は前月比ややマイナスですが、円安に振れたため円ベースではプラスでした。1年乖離率はドルベースではややマイナスですが、円ベースでは0%付近にいます。
一方で11月の新興国指数は大きなマイナスで回復が鈍いです。
PERとCAPEレシオは先進国の20倍前後に対して、新興国は14倍前後で割安感があります。



CAPEPER配当前月比円ベース1年乖離円ベース
全世界 19.718.32.5%-1.0%0.6%-2.5%-0.8%
先進国20.819.12.5%-0.7%0.9%-1.3%0.3%
新興国13.514.23.2%-4.0%-2.4%-12.4%-10.9%


○米・日・欧

11月は3地域ともプラスでしたが、ユーロ安のためヨーロッパは円ベースでマイナスです。1年乖離率は3地域ともプラスですが、こちらもヨーロッパのみ円ベースではマイナスとなってます。
バリュエーションはアメリカと日本のCAPEレシオが割高です。ただ、1年PERで見ると割高感が和らぎます。ヨーロッパのCAPEレシオはアメリカや日本に比べると低いです。



CAPEPER配当前月比円ベース1年乖離円ベース
アメリカ25.119.82.0%0.1%1.7%1.1%2.8%
日本26.817.01.8%1.1%1.1%2.0%2.0%
ヨーロッパ先進国16.023.23.0%1.8%-0.7%0.6%-3.9%


○BRICs

全体的に新興国が弱い中、ロシアは前月比で大きなプラスでした。1年乖離率も現地通貨ベースではプラスになっています。
CAPEレシオはロシアとブラジルが低いです。ブラジルの7~9月期のGDPは過去20年で最悪の落ち込みとのことで、深刻な景気後退に陥っているようです。逆張り派にとっては要チェックの国かもしれません。



CAPEPER配当前月比円ベース1年乖離円ベース
中国14.16.44.5%-3.4%-4.0%-11.3%-13.7%
インド17.921.01.5%-2.9%-3.6%-5.9%-8.5%
ブラジル 7.923.23.8%-1.4%-1.7%-10.6%-27.3%
ロシア4.910.64.3%3.4%1.8%3.8%-6.2%





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