各国株価指数のトレンドとバリュエーションのチェック 3月末

2016年04月01日

3月末の先進国・新興国の株価指数のトレンドとバリュエーションのチェックです。

・株価データはMSCI、CAPEやPERはStarCapital、為替はIMFみずほ銀行より取得しています。
・株価チャートは2007年末を100として作成。月足・配当抜き・現地通貨ベースです。
・取得したCAPE・PER・配当利回りは1月末の数字なので、MSCIの1-3月の騰落率で調整しています。


○ 先進国と新興国

先進国・新興国ともに大きく反発しました。多少の円高に振れていますが、円ベースでも6%以上の大幅なプラスです。
1年間の損益は先進国・新興国ともに依然としてマイナスで、円ベースだと新興国は2割近いマイナスになっています。
PERとCAPEレシオは先進国20倍、新興国15倍前後といった感じです。



CAPE PER 配当 前月比円ベース1年損益円ベース
全世界 19.518.72.6%7.2%6.8%-6.2%-11.8%
先進国20.419.22.6%6.5%6.2%-5.3%-10.9%
新興国14.415.93.0%13.0%12.7%-14.1%-19.2%


○米・日・欧

米国の反発が大きいです。一方で日本とヨーロッパの反発は鈍くなっています。
年間損益は米国のマイナスが縮小しており、もう一歩でプラス圏に浮上しそうです。ただ、円高のため円ベースでは依然としてマイナスとなっています。日欧は二ケタのマイナスです。

CAPEレシオは日米が高く20倍を超えています。一方でヨーロッパ先進国のCAPEは14倍と低いです。
PERは日本株が一番安く15倍です。今後も企業の利益率が維持されれば割高感はありませんが、景気後退や円高などで利益率が悪化すれば割高になるということだと思います。



CAPE PER 配当 前月比円ベース1年損益円ベース
アメリカ24.619.42.1%6.7%6.3%-1.2%-7.1%
日本22.615.02.0%3.4%3.4%-14.5%-14.5%
ヨーロッパ先進国14.622.73.5%1.6%3.5%-13.0%-15.4%



○BRICs

4か国ともに大きく反発しました。特にブラジルと中国は前月比で2ケタの大幅上昇となっています。

ブラジルは通貨も大幅に上昇したため、円ベースでは27%という急上昇でした。これまでの売られすぎの反動でしょう。ただし、円ベースの年間損失は依然として20%を超える下落です。CAPEレシオは8.5倍と割安感があります。

中国はA株・H株ともに10%を超える上昇でしたが、年間ベースの損失は4か国では一番大きいです。

インドも大きく反発しています。ただ、バリュエーションは最も高いです。

ロシアはここのところじりじりと上昇を続けています。今年の急落もあまり影響を受けておらず安定しています。CAPEレシオは5倍と低いですが、エネルギーの比率が高いのが不安要因です。



CAPE PER 配当 前月比円ベース1年損益円ベース
中国13.06.04.8%11.6%13.6%-20.8%-29.8%
インド17.421.11.6%9.1%11.6%-9.6%-20.3%
ブラジル 8.525.53.5%16.1%27.4%-5.5%-21.0%
ロシア4.912.34.2%4.4%11.3%8.9%-14.6%





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