5941 中西製作所

2016年09月21日

○ 事業

業務用厨房機器の大手メーカーです。有力顧客にマクドナルド。

この業界についてはマルゼンのホリスティック企業レポートに解説がありました。

・市場規模(加熱調理機、調理台等)は4000億円程度、冷蔵庫等の機器を含めると6500億円。

・燃焼100億円を超えるメーカーは7社。上場企業は4社。マルゼン、フジマック、中西製作所、北沢産業。どれも成長率は低め。

・業務用厨房機器には多種多様な製品があり大量生産が困難であるため、大手7社の市場占有率は43パーセントと低い。

・輸入は内需の3%、輸出は売上高の1%という内需産業。

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2415 ヒューマンホールディングス

2016年09月17日

○ 事業

人材派遣、教育、介護といった事業を展開している会社です。売上は人材関連が5~6割、教育が3割程度となっています。


○ 業績

売上は10年と11年に落ち込んだあと回復してきています。ここ3年は10%ほどの成長率です。


※17年の数字は会社予想。

経常利益は15年に大きく伸びました。経常利益率は2~3%で推移しています。
セグメント利益を見ると、人材関連事業は14年384m→15年1,134m→16年606mと大きくブレています。教育事業は14年752m→15年925m→16年1,117mと着実な伸びとなっています。介護事業は-73mと赤字でした。



今期の予想は、通期が11%増収、11%経常増益、中間予想は非開示です。

1Qは10.5%増収、58.7%経常増益でした。
昨年落ち込んだ人材関連事業の利益は+241%と大幅に回復しています。事業譲渡により費用を効率化とのこと。教育事業も+47%と好調です。

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3633 GMOペパボ

2016年09月15日

○ 事業

レンタルサーバーのロリポップ、ドメイン取得代行のムームードメイン、その他ネット店舗構築・販売支援など多数の事業を展開しています。

昨年からはハンドメイドCtoCの「minne」に積極的に投資しています。


○ 業績



売上は伸びていますが、12年、13年、14年と経常利益はほぼ横ばいでした。
minneへの積極投資のため、15年は赤字、16年の経常利益もゼロ予想です。この投資を除くと2015年は9.04億円の営業利益(前年比+25%)とのことです。
今期の予想は売上高+20%、経常利益ゼロとなっています。

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3299 ムゲンエステート

2016年07月13日

○ 事業

中古不動産の買い取り・再販。首都圏1都3県に特化とのこと。

居住用マンションと投資用のマンションの両方を扱っています。
個人投資家向け説明会の動画によると、居住用と投資用の両方をやるのはなかなか難しいそうです。投資用マンションの会社からすると居住用マンションは金額が小さく、居住用マンションの会社が投資用マンションを扱おうとすると融資がなかなかつかず小額のスタートになってしまうとのことです。

同業他社。投資用マンションは、トーセイ、サンフロンティア不動産、オープンハウスなど。居住用マンションは、インテリックス、イーグランド、スターマイカーなど。


○ 業績

過去3年は5割前後の売上の伸びです。今期は28%増収・19%経常増益の予想。
1Qは41%増収・31%経常増益と好調でした。1Q末で在庫は前年比4割以上の増加しています。

12/1213/1214/1215/1216/12(予)
売上高 12,877 20,830 30,175 45,70658,397
経常利益3821,9743,0765,5736,632
純利益2251,1271,7593,3824,185


セグメントを見ると、近年は投資用不動産に注力しており居住用不動産は横ばいとなっています。

居住用不動産は15%の粗利が取れるものしかやらないそうです。最近は仕入れ価格が上昇しているため深追いしない方針とのこと。

投資用不動産の販売件数と販売単価はともに上昇トレンドですが、今年は販売件数が横に対して販売単価が大幅上昇という計画です。10億円を超える物件を扱うなど大型化を進めています。
なお海外投資家向けの売上は2015年が20%ほどでしたが、16年1Qは12.5%に下がっています。国内向け販売が堅調であることが理由のようです。





○ 財務(16年1Q時点)

短期借入は現預金と同じくらいです。借入総額はかなり大きいですが、業種が不動産なのである程度は仕方ないと思います。今年の初めに増資をしています。

現預金 7515
販売用不動産 36825

短期借入 5200
1年以内の長期 2890
長期借入 23456


○ 市場

中古不動産市場は緩やかに拡大中とのことです。
日本は欧米に比べると中古住宅の割合が低いことから市場の拡大が期待できるという意見はよく目にします。ただ、けっこう昔から聞く話のわりに現在まであまり状況が変わっていないので、本当にそういった変化が起きるのかはよくわかりません。



より問題なのが投資用不動産の先行きですが、こちらの方はいまいちよくわかりませんでした。
いくつかのレポート(こことかここ)を見ると、キャップレートはリーマンショック前の水準に低下しているものの、金利も下がっているためイールド・スプレッドはそれほど低下していないといった感じのようです。


○ 感想

中古マンションを再生して売っている会社かと思っていたのですが、現在は投資用不動産がメインになっています。最近は物件の大型化を進めているため不動産流動化銘柄とあまり区別がつきにくくなっている気がします。

今後の業績は市況次第ということになるのかなと思います。
海外投資家向けの投資用不動産の売上が1~2割あるので円高はマイナスになりそうです。金利の低下はプラス要因でしょう。

銀行から借入を行って物件を買うという構造なので、市況が悪化した時には注意が必要になりそうです。

PERは5倍程度です。成長率も高く1Qも良好なのを考えるとかなり割安感があります。ただ、不動産セクターは割安な銘柄が多いです。

6425 ユニバーサルエンターテインメント

2016年04月14日

パチンコ・パチスロ大手。フィリピンに巨大カジノを建設中の会社です。

○ 業績

ここ2年は連続して経常減益となっています。今期も減益の予想。

11/312/313/314/315/316/3
売上高 45,019 74,858 99,182 86,760 88,085100,300
経常利益6,64333,36844,87323,62622,05519,200
純利益4,46831,38027,4499,40910,1739,300

今期予想も含めた過去5年間の平均は売上898億円・経常利益286億円です。今期予想は売上1003億円・経常利益192億円。
株価は1846円で時価総額は1500億円くらい。PERは今期予想で16倍、5年平均で9倍くらいになります。

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6045 レントラックス

2016年04月08日

2015年上場のアフィリエイトの会社です。クローズド、完全成果型報酬。アフィリエイターにとっては他社よりも高い報酬がもらえる、広告主にとっては完全成果報酬なので初期費用や月額固定費がかからない、と双方にとって魅力的な条件を提示しているのが特徴のようです。

この辺のサイトがわかりやすかったです。

レントラックスがアフィリエイト初心者におすすめASPである3つの理由

ホリスティック企業レポート

業績は好調です。今期も5割を超える増収増益の予想で、3Qまで8割を超える増収増益となっています。4Qは前年比-21%の経常利益で会社予想を達成できます。

11/312/313/314/315/316/3予
売上高  465  713  924 2,127 3,625 5,626
経常利益177026156269408
純利益-299129113178262


同業の業績です(アフィリエイト以外の売上も含みますが、どの会社もアフィリエイト以外の売上はそれほど大きくないです)。レントラックスの売上は一ケタ小さいですが、経常利益は見劣りしません。

売上高経常利益経常利益率
15年16年予15年16年予15年16年予
レントラックス3,6255,6262694087.4%7.3%
アドウェイズ 35,890 38,000 1,1975803.3%1.5%
ファンコミュ35,78938,0006,179 6,240 17.3% 16.4%
インタースペース20,06521,8263466001.7%2.7%
バリューコマース16,65819,0001,6561,2609.9%6.6%


月次の売上高とパートナーサイト数の前年比は低下傾向です。2月は前年比で+50%少々。ゆるやかな低下が続くのであれば来期も30~40%くらい伸びるのかなという感じです。




株価は一時的な急騰がありましたが全体的には横ばいです。最近やや上がっているかなという状況です。




株価845円で時価総額は62億円程度になります。予想PERは24倍くらい。進捗率の良さと成長率の高さを考えれば割高感はあまりないと思います。

仕組みは良さそうですし、規模的にも拡大余地がありそうです。ただ、クローズドで質の良いアフィリエイターを集めるといった強みは規模が拡大すると厳しくなっているのではという気もします。ホリスティックのレポートでは以下のように書かれていますが。

同社は、約 300 万人と推定されているアフィリエイターの内、同社の基準を満たす優良サイト運営者を 5%程度であると見込んでおり、約15 万人のサイト運営者がターゲットとなる。現時点でのパートナーサイト運営者数が 10,961 名であることを考えると、今後の同事業の拡大余地は非常に大きく、今後数年は現状と同程度のペースで拡大していくことが見込まれる。


伊藤園優先株

2016年04月06日

こちらのブログで伊藤園の普通株と優先株の差が開いていることを知りました。

かい離は去年の11月頃から開き始めて、現在は普通株3440円に対して優先株1967円、優先株が42%も割安となっています。



普通株と優先株の違いは、細かい条件を除くと、議決権がなく配当は25%高くなるというものです。優先株も株主優待はもらえます。
議決権にどれだけの価値があるのかはわかりませんが、両者の価値にそれほど大きな差がつくとは思えません。配当が大きいのでむしろ優先株の方が高くてもいいくらいだと思います。

伊藤園のHPより普通株と優先株の違い


そんなわけで、両者の差がなくなることを前提にした優先株買い-普通株売りというアイデアが思いつきます。この取引のリスクとして思い浮かぶのは下のようなものでしょうか。

・両者の差が永遠に開いたままのリスク。普通株と優先株の差が大きいのはおかしいのですが、かといって両者が絶対に同じ値段にならなければならない理由はありません。

・スプレッドが縮小するのに時間がかかるリスク。2009年に大きなかい離ができたときには、差がなくなるまでに2年以上かかっています。年利換算したときに割に合わなくなる可能性もあります。



・コスト。空売りには費用がかかります。SBIの場合、制度信用取引の金利が1.15%、管理費が1か月あたり1株5銭(建玉毎に対する1ヶ月の上限は1,080円、下限は108円)、逆日歩、があります。
金利と管理費はそれほど大きくないですが、逆日歩は厄介ですね。4月4日は0.1円です。年間で36.5円。伊藤園の株価は3440円なので1%弱に相当します。逆日歩が大きくなると厳しくなりそうです。

先行投資っぽい銘柄

2015年06月10日

売上高は伸びているものの、利益が減益か横ばいで、利益率が回復すれば割安感が出てきそうな銘柄です。


・2196 エスクリ

18%の経常減益予想。
新施設の開店のための減益予想だが、施設数の増加は2割程度でそこまで多くない。
過去5年の経常利益率9.3%を使うとPERは8~9倍くらいになりそう。
前期に減価償却費に係る会計方針の変更をして利益を嵩上げしていたとのこと。
全体的に成長鈍化している気がする。

  11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 16/3
売上高 6,883 10,732 12,903 19,362 23,228 27,468
経常利益 596 1,015 1,177 1,813 2,352 1,923
純利益 351 659 738 1,101 1,439 1,197
             
売上成長率 31% 56% 20% 50% 20% 18%
経常成長率 51% 70% 16% 54% 30% -18%
経常利益率 8.7% 9.5% 9.1% 9.4% 10.1% 7.0%
             
店舗数 6 10 11 13 17 21
バンケット数 13 21 26 29 36 44~45


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その他の製造業の注目株

2015年06月07日

自動車部品、電気、機械以外で割安感を感じた銘柄です。
PER7倍台くらいの銘柄はありますが、今期予想の成長力はいまいちの銘柄が多いです。このままではもうひとつ魅力に欠けるかなといった印象です。ヤマウはPER5倍台で割安感があります。



※経常PERは、時価総額÷(今期予想の経常利益×0.6)で計算。
※経常PERの四半期は、直近四半期の経常利益と前年の進捗率から計算。例えば直近2Qの経常利益が1000で、前年2Qの進捗率が40%であれば今季の経常利益2500として計算する。
※四半期前年比は直近四半期決算の前年比の数字。
※借入は四季報オンラインの有利子負債の数字を使っており最新の数字ではない。

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機械系の注目株

2015年06月03日

機械系で割安感がありそうな銘柄です。
PER7倍台の銘柄はいくつかありますが、成長率の予想も低くいまひとつ面白みに欠けます。



※経常PERは、時価総額÷(今期予想の経常利益×0.6)で計算。
※経常PERの四半期は、直近四半期の経常利益と前年の進捗率から計算。例えば直近2Qの経常利益が1000で、前年2Qの進捗率が40%であれば今季の経常利益2500として計算する。
※四半期前年比は直近四半期決算の前年比の数字。
※借入は四季報オンラインの有利子負債の数字を使っており最新の数字ではない。

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